逆に、ポートフォリオの変更を行うためのモニタリングという意味では、1年に1回でも十分だという見方すらできます。
ただ、それでは投資環境が激しく変化したときに対応できないかもしれません。 また、モニタリングを通じた修業の効果もあまり期待できません。
そういう点を考えますと、次に述べる支出のコントロールの結果をチェックするという意味でも、ひと月に1回することを目標にしつつ、仕事の忙しさと相談しながら、3ヵ月に一度くらいは行うという弾力的な対応をお勧めします。 念のために申しあげますが、仕事を犠牲にしてまで、バランスシートのモニタリングをするべきではありません。
モニタリングする作業に大きな負担を感じるのであれば、1年に一度でも仕方ありません。 できる範囲でやればいいのです。
1つだけ大事なことを、ここでは申しあげておきたいと思います。 投資のパフォーマンスに一喜一憂して、興奮したり深刻に悩んでしまうようなら、あなたの投資のやり方は絶対にまちかっています。
その場合には、気になって仕方がない資産を全部売ってください。 安らかな眠りを邪魔するような投資のやり方は、理論的にどう正当化されようと、誤っています。
投資の成果に気を取られて、仕事に手がつかなくなるようなら、投資するのは止めたほうがよいのです。 資産と負債の管理が終わったから、いよいよ投資だと思われたかもしれません。

その前に、ひとつクイズに答えてください。 誰でも可能で、最も有利な運用方法はなんでしょうか。
株式投資ではありません。 投信でもない。
当然、ヘッジファンドでもありません。 外国為替の売買でもなければ、銀行預金でもありません。
正解を申しあげましょう。 それは、支出のコントロールです。
どんな企業でも、バランスシートの内容が悪くなったら、まずは経費を切りつめようとします。 「一発大逆転を狙って、株式投資で当てましょう」などと言う社長はいません。
もし、いるとしたら要注意です。 大バクチに出る前に、まずは手堅く利益が出る体質にするように努力すべきでしょう。
あなたの会社でも経費節減を当然やっているはずです。 それと同じことを家庭でもやればいいのです。
支出のコントロールは、投資を始める前にしておく最重要事項の1つです。 支出のコントロールが重要だという理由はかんたんです。

支出金額は自分の意思だけでコントロールできるからです。 マーケット次第でどうなるかわからない投資のパフォーマンスとは違うのです。

自律の詳細は、自律のサイトから。